君に捧げる for X
現在の日時、2018年12月6日21時…
全てのスマブラforのオフラインユーザー大会イベント、そして多くのプレイヤーの注目を集めた最後のJPRの公開、それらが終了しました。
もうスマブラforに置いての全ての事柄は終了したと見て良いでしょう。
明日からは新しい歴史が始まりますが、その前の自分の事を少しだけ書いてスマブラfor最後の記事は終了したいと思います。
まず簡単にこのゲームの発売…の前のスマブラXの頃の話からになりますが、僕自身は当時ある女性とお付き合いさせていただいておりました。
ちなみにそのプレイヤーも僕と同じ、いやそれ以上に真剣にプレイしている方で、当時としては珍しく強いプレイヤーを挙げる場合に性別に関係なく名が出る事のある者の一人でした。
キャラクターはメインがリュカでサブにアイスクライマーを使っており、リュカでは日本では上から3番以内に入る程、アイクラは9Bさんが期待を寄せる程の強さでした。
あまり自分の彼女を持ちあげすぎてもこの辺りでブラウザを閉じられそうなので話題を変えましょう
ただし、彼女もまた中堅キャラ使いのプレイヤー誰しもが抱える問題に直面していました。
「リュカで勝てない」と…
これは、特にキャラ愛勢によく起こる問題で、使用キャラが強キャラでは無い場合、その性能差やキャラ自身の強さの限界を感じ、自分の信じるキャラで頑張りたい、でも勝てない、苦しい、と言うジレンマに陥る現象です。
彼女もその症状が強く現れる様になり、それは日に日に大きくなっていきました。
当然(趣味とは言え)苦しんでいる姿はあまりみたくないので何とか力になれないかと思いましたが、上手くはいかない日々が続きました。
アドバイスや対戦等はしていたのですが、後半は僕との対戦すら苦痛だった様です。
僕のスタイルが強キャラで強い行動を押しつけるタイプだったのも、今となっては反省しております。
彼氏彼女の関係で同じ対戦ゲームにハマるのは中々大変な部分もあるんですよ(笑)
話を少し変えて、
彼女はシリーズを通してもスマブラDXがかなり好きらしく、時折アイコンをピチューにしていたり、DXの対戦動画で良く見る左右にダッシュで機敏に動く動作や絶空がかなり好きだったみたいです。
そして僕はスマブラXにおいてはそれなりに強いプレイヤーであり、何よりゲームのシステム周りに関してはまあまあ詳しいタイプの人間でした。
そしてある日リュカには、空中ジャンプ→空中回避→ワイヤー(空中Zのヒモヘビ)を一括して全て先行入力中に出すと空中での上昇を止める事が出来るテクニックがある事を知りました。
当初はそんなのがあるんだ程度にぼんやり考えていて、「地上ジャンプ時の踏切5Fに全部先行入力したら、ダッシュ中でもいつでも立ち状態になれるじゃん。絶空やな、ただ猶予1Fか、安定しないな」と思っていました。
操作としては、
地上ジャンプ(1F目)→ジャンプボタン一度離す(2F目)→再度ジャンプ入力(3F目)→回避入力(4F目)→掴み入力(5F目)
これで絶が出来ます、ただし猶予1Fです。
ジャンプボタンを一度離さないと再度ジャンプを受け付けてくれないので操作が難しく安定しません。
ただ、ここで思い付きました。
はじきジャンプありなら離す必要が無いのではないかと!
試してみたらうまくいきました。
地上ジャンプ(1F目)→はじきジャンプ(2F目)→回避入力(3F目)→掴み入力(4F目)
これを5F以内に行えば猶予2Fで言うならば絶空が出せます。
操作はかなり難しいので練習は必要ですが、これを発見してからは割りと生き生きとリュカを動かしていた記憶があります。
好きなキャラが好きな動きを出来る様になったのだからそれは嬉しかったのではないでしょうか。
残念ながら発見して割りとすぐにスマブラfor発売となったので、この動きが仕上がることはありませんでした。
それでも僕としてはまた楽しんでプレイしてくれる様になり嬉しい限りでした。
そして、Xは終わりfor発売!
しかしリュカは隠しキャラでも存在しなかった………
やはりメインキャラが不在なのは大きく、彼女は本格的にforをプレイすることはなく、長い長い低迷期となりました。
因みに僕自身もfor発売直後は全く面白いと思えなかったのですがそれはまた別の話
しかし、DLCでリュカ追加!
感動のあまりアミーボ購入!!
が、別に要らないと言われたw
個人的にめっちゃ嬉しかった、彼女よりも俺の方が喜んでた。
ただし、発売直後のリュカはお世辞にも強いとは言えずXの頃にあった数々のテクニックも削除されており、とても満足のいく性能では無かった。
スマブラforは中々純粋に楽しませてくれないな、と色々なシーンで思う事は多かった。
そんなある日、とあるタイミングのアプデでAB同時押しによるスマッシュ攻撃が追加されました。
当時から検証することは趣味だったので色々仕組みを調べてみると…これを利用することにより立ちキャンを簡単にだすことができ、DXの様な地上戦が行える事が分かりました。
つまり絶空出来るやん!って事です。
操作方法は、キーコン設定でABスマッシュをON、Cスティックをスマッシュにし、攻撃と必殺技ボタンを押した状態でダッシュ直後にCスティックをはじくだけ。
そして、攻撃ボタンを押したままの状態はあらゆる行動の後隙にそれを仕込むだけ。
現在でもCスティックに必殺技を割り振ってこれを行う事は一部の人は行っているのですが、使いにくさが目立ちましたが、この方法を使えばCスティックに必殺技を割り振らずに立ちキャンが出来る形になります。
この2つの条件が揃えば左手でスティックをはじかなくてもほぼ失敗せず立ちキャンがだせます。
また左手がフリーなので立ちキャンから瞬時に行動可能です。
この存在によりスマブラforは将来的に、Cスマッシュでいつでも絶空が出来る設定かC攻撃によるいつでも強攻撃が出しやすい設定のどちらかのキーコンに二極化していくだろうと考えました。
ちなみにC攻撃でもこの仕込みを使えば立ちキャンの猶予が伸びるのでどちらのキーコンでも有用性はあります。
個人的にこれは、大げさに言うなら世界が変わる発見だと思いました、が、これを僕が公表する事はありませんでした。
理由としては凄く簡単でアップデートで消されたくなかったから。
昔は頻繁にアプデが繰り返されており、色々なテクニックが消されていったので、その1つにしたくなかった。
僕は発見してすぐに、彼女にこれを教え、トレモやキーコン変更、コントローラーまで変える事にはなりましたが、結果的に彼女がスマブラforをリュカでとても楽しくプレイ出来る様になりました。
その楽しみや笑顔をアプデに奪われたくは無かったので、公開することはしないと決めていました。
そして、最後までこの操作が消される事はありませんでした。
僕の中では世界を変える事よりも、目の前の困っている大事な人を助ける事の方が大事だなと思っていたので全く悔いはありません。
チラッと彼女のスマメイトの紹介ページとか見ると、立ちキャンがとか間合い管理が上手いって所を見るとにやっとしますねホント
対戦動画も探したらあったので上げておきましょう。
ちなみにそんな彼女ですが、1年程前にスマブラforのプレイヤーとしてはほぼプレイする事はやめてしまいました。
理由は色々あるのですがあまり詳しく聞くのも野暮だと思うのでそこまで聞いてはいません。
辞めた事に関しては僕はそれはそれでも良いかなと思っています。
続けて貰えたらと思う事はあっても、趣味は趣味であり、続ける方がつらい事もあると僕は思っています。
どんなに真剣に取り組んでも、どんなに強くても、ほぼ全てのプレイヤーがいつか必ず何らかの事情で辞める時が来ます。
それはその人が選んだ事なので、それ以上他人の僕がどうこう言う事はありません。
人は人、自分は自分なのです。
話がとても長くなってしまいました、最後なので普段よりも文章が多くなってしまいますね。
最後にスマブラをしなくなった彼女は今どうしているかと言えば、
この度、報告となりますが、6年半程お付き合いしていた彼女と9月下旬に籍を入れました。
— あきら / Akira @ スマブラ大会スタッフ (@bidalwwwwwwwwww) October 1, 2018
ここまで色々あって、これからも色々あると思いますが、2人で乗り越えながら楽しくやっていこうかなと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。 pic.twitter.com/UnifCUqEgY
この結婚ツイートは多くの人に祝福してもらいました。
スマブラforは今までと比べて僕自身も楽しめなかった部分は多く、いざ楽しくなってきた後でも心残りもたくさんあるのですが、それでもこんなにも多くの人に祝福してもらえるようになったスマブラforと言うゲーム、このスマブラシリーズに僕はとても感謝しています。
ありがとうございました。